愛しいキミ
「ただいま」 俺が書斎に入ると、いつも飛びついてくるの姿が無い。 「?いないのか?」 そう呟いてソファーへ行くと、は気持ち良さそうに眠っていた。 「十代目!お帰りなさい」 「あぁ獄寺くん」 ドアを見ると、獄寺くんが立っていた。 「、十代目を待ってたんですけど、」 「…そっか」 君も少し休んだら、と言うと獄寺くんはいつものようにお辞儀をして戻っていった。 俺はドアに鍵を掛け、ソファーに戻る。 「…、」 名前を呼んでも起きる気配がない。 俺はそっと髪を撫でる。時折、寝言なのだろうが「綱吉」と呼ぶのも可愛らしい。 あまりに無防備なその姿に、俺は理性を抑えるのが大変だった。 「…つな、よしぃ…」 寝言とはいえ、こんなに色っぽい声で名前を呼ばれては、理性なんて吹っ飛んでしまう。 俺はそっとに跨り、唇を重ねた。 「…ん、ふぅ…」 の唇が酸素を求め開いた隙に、俺は舌を入れのそれと絡ませる。 そうしておいて左手での服を捲り胸に手を這わせた。 「…んっ、はぁ…」 胸の突起に刺激を与えれば、の唇から甘い声が漏れる。 俺は唇を解放し、首筋から胸元にかけて幾つか跡をつけた後突起に吸い付いた。 舌で転がしたり甘噛みして刺激を加えてやる。 「やぁ、っあ…」 右手をスカートに入れ下着越しに秘部に触れると、は一際高い声を上げた。 「…ひぁっ…!」 そこは既に濡れていて、俺は下着を取り去ると直に指を這わせる。 「や、ぁん…」 指を入れ掻き回すと、くちゅくちゅっと水音が立つ。 「はぁ… あっ、綱、吉ぃ…」 俺は指を抜くと再度キスをして、熱くなった自身をそこにあてがった。 一気に挿入してすぐに腰を動かす。 「んっ… はぁん…」 寝ているから敏感になっているのか、はいつもより強く締め付けてくる。 「やぁ… も、ダメぇ…!」 俺は強く腰を打ちつけ、の中で果てた。 (寝顔に欲情するぐらい、こんなに君を愛してるんだ)