こんぺいとう
牛柄の服を着た、小さな男の子。 「ガハハハハ!」 その子は沢田くんの家にいる。 「あーもう、静かにしろよ!」 「ランボさん静かにしてるもんね!」 「大丈夫だよ、沢田くん」 元気に部屋の中を走り回って、よく笑う可愛い男の子。 「ごめんね、ちゃん」 「ううん」 それよりこんぺいとう食べない?と鞄から袋を出すと、その子は目を輝かせた。 「君も食べる?」 そう言って袋を差し出せば、その子は大きく頷いて一粒取り出した。 「ランボさん飴大好き!」 「そっか。良かった」 その子は笑顔でこんぺいとうを口に運ぶ。 やっぱり可愛い。 「いっぱい食べていいからね」 どうやら、あたしはこの子に恋しちゃったみたいです。